医師はただ単に目の前の病気を治療するだけではない

病気になると、痛みや苦しみと戦わなければならないのが当然!
そんな考えは、だんだんと変化してきています。
最近の病院は、「緩和ケア」などという言葉が頻繁に使われるようになり、痛みや苦しみをいかに軽減するか、という点に重点をおいて治療を行っている施設も増えてきています。
また、完治する見込みの無い難病の患者が、余生をいかに苦しまずに、痛みを感じずに、充実した生活を送れるかという点に着目した病院もあります。
これらの緩和ケアには、様々な最新医療が生かされ、痛み止め等の薬をうまくコントロールすることで、患者をケアしていきます。
だから、医師はただ単に目の前の病気を治療する、ということに専念するばかりでなく、患者の希望に応じて、どのようにケアしていくかを考えていかなければならない時代なのです。
痛みや苦しみと戦いながら、それでも寿命を延ばすことだけが治療、という考え方は、今の時代には通用しません。
患者が寿命を延ばすことよりも、苦しみや痛みを感じずに、残された時間を有意義に過ごすことを選んだのなら、治療ではなく緩和ケアをしていく必要が生じてくるのです。
医師は、患者とのコミュニケーションをしっかりとり、患者の望みを聞いていくことが大切ですね。
医学的な知識だけでは、なかなか医師としての仕事が務まらない時代がやってきたというわけです。
現在のサービスが多様化する病院での仕事は、医師であっても、様々な能力が必要とされています。
医大を卒業し、医師という国家資格を取得したから、もう完璧な医師!というわけにはいかないのです。
多様化する患者のニーズ、多様化する病院のスタイルに応じて、しっかり対応していける医師を目指しましょう!

そのためには、医学的知識だけでなく、人間力を高めることも大切ですね。

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